革新の現場で掴んだ思いとは

現代におけるイノベーションとは、価値創造とは何なのか。本質を見極め、判断力と実行力をもったイノベーションリーダーを育成する国際マネジメントプログラム「GLIK」の修了生に話を聞いた。

インタビューに答えた角 幸介氏は、2014年度夏期コース修了生の一人。GLIKを提供する富士通JAIMSの井口所長が聞き手となり、徹底した現場主義を体感した日々を改めて振り返る。

衝撃を受け、悩んだ3カ月半

角 幸介(株式会社TKC 営業本部 海外展開支援室 室長)

井口 GLIKでは全期間を通して、自分が属するコミュニティの課題に対しイノベーションモデルを創造する「Capstone Project」があります。角さんはこれで随分悩んでいたと思いますが、いかがですか。

角  はい。もう本当に苦しみました。私自身が初めて会社でチームリーダーとなり悩んでいたことから「自社のリーダー育成」というテーマにしたのですが、遠山先生(GLIKプログラムディレクター)やアドバイザーに徹底的に鍛えられましたね。「リーダーとは?」「リーダーシップとは?」「そもそもリーダーは必要?」と。そこまで本質を追求していなかったというのが正直なところでした。

井口 海外からの参加者にも激しく問い詰められましたね。

角  そうですね。あの時は英語でうまく答えられず、その後、クラスメイトに言われました。「あなたが意見を言ってくれないと我々のためにならない。新たな視点は、他の意見によって学べるのだから」と。英語力の問題ではなく、自分の考えを伝えることが貢献であり、重要なのだと気づきました。その後は、クラスメイトとリーダーシップについて議論し続けました。

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