起業家に必要なのは、ユニークネスより「寄り添う力」

2014年5月、マネックスグループがコーポレート・ベンチャーキャピタル事業を強化し、マネックスベンチャーズが新たに発足。数多くの起業家に接してきたCEOの松本大氏は、「投資先に求めるのは、ユニークなアイデアや優れた技術力ではない」と語る。

松本 大(マネックスグループ 代表執行役社長CEO)

2014年5月、マネックスグループの子会社マネックス・ビジネス・インキュベーションが商号を変更し、「マネックスベンチャーズ」として新たなスタートを切った。前身のマネックス・ビジネス・インキュベーション時代からベンチャーへの投資を行っていたが、改めてCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタル)事業を強化した理由を、マネックスグループCEOの松本大氏はこう語る。

「マネックスを創業して15年が経ち、社員も1000人規模になりました。しかし大きくなることで、新しい発想が事業化に結び付きづらくなっています。新しい事業が立ち上がることで、企業は成長できる。非連続的な進化を生み出すためにも、社内に刺激を与えようという意図がありました」

投資はインスピレーション

マネックスベンチャーズへの商号変更に合わせて、新たに投資委員会が設置された。委員長に松本氏が就任したほか、経済ニュースのアプリ「NewsPicks」等を運営するユーザーベース代表の梅田優祐氏(81年生まれ)、クラウド家計簿サービス等を手掛けるマネーフォワード代表の辻庸介氏(76年生まれ)ら若手起業家が委員に就任している。

「私自身、マネックスを創業したのは、35歳のとき。新しいアイデアを事業化して飛躍的に伸ばしていくためには、勢いが必要です。勢いを生み出すために、30代半ばは丁度良い年齢。それに若い起業家ならば、同世代とも同じ言葉で話せるし、事業の可能性も感覚的にわかる。でも、投資委員会を設置した一番の理由は、一緒にやっていて面白いからです(笑)」

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