自走式ロボ「Patin」 オープンソース化で外部開発者を巻き込む

ロボットをスマートフォンのようなビジネスプラットフォームと捉え、外部開発者を巻き込んで新しい経済圏を構築する――。そんな試みが始まっている。仕掛け人は、日本のロボットデザインの第一人者、松井龍哉氏だ。

松井 龍哉 フラワー・ロボティクス代表、ロボットデザイナー

ロボットデザイナーの松井龍哉氏率いるフラワー・ロボティクスが、今年9月、新たなコンセプトで開発されたロボット「Patin(パタン)」を発表した。

松井氏はこれまで、「SIG」「PINO」といったヒューマノイドロボットやマネキン型ロボット「Palette」などを開発してきたが、パタンはヒューマノイドではなく、人工知能(AI)を搭載した自走式プラットフォーム型の家庭用ロボットだ。

なぜ今までと全く異なるアプローチを始めるのか。そこには、日本に本格的なロボットの産業化をもたらす狙いがあるという。

「近年、ロボットは事業計画を含めてデザインする時代になりました。PaletteのようなロボットはこれまでもB to Bではある程度成り立っていましたが、産業をさらに拡大するためには、企業をどれだけ巻き込めるかがポイントです。それを意識して、華々しくやるというより実直なビジネスモデルとしてパタンを開発しました」

家電が履くスケート靴
第三者の参入を促すアプリ開発

Patinは上部のサービスユニットを交換可能。家電や住宅設備が履くスケート靴だ

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