広範囲に及ぶ落雷災害に備える

通信機器やコンピュータなどの情報処理装置等への被害は極めて広範囲に及ぶ可能性があり、多くの利用者に不便をもたらす雷災害。地域の雷性状の把握を精度高く行い、その結果に基づいて、雷害対策を効率的に進めるリスクマネジメントが求められる。

図1 場所を選ばず落雷する

人類が地球に現れて以来、人体安全の確保に関係して、雷への対応が必要であったろう。文明が進むにつれて、火災など建築物の落雷被害が大きな問題となり、エジソンによる電気の送電が始まると、雷による停電被害が、最も大きな雷害になった。同じ電気への影響ではあるが高度情報社会では、電話、ファクシミリなどの通信機器そしてコンピュータなどの情報処理装置の雷被害がクローズアップされるようになる。

雷は場所を選ばず、どこにでも落雷する。そしてわれわれにとって雷は常に恐ろしい現象である。

雷被害の実態

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