五輪と復興の「デザイン」

ソーシャルデザインの視点からオリンピックを捉えると、新しい形が見えてくる。グラフィックデザイナーとして復興支援等にかかわる福島治氏は、世界からの震災支援への御礼として、市民による「世界最大のおもてなし」を提案する。

福島 治 グラフィックデザイナー

私は、グラフィックデザイナーになってからずっと、広告を中心とした商業デザインを手がけてきました。しかし5年前、ちょうど50歳の時に「チェンジメーカー(社会起業家)」という存在を知り、デザイン、コミュニケーションとは何かを考えるきっかけを得ました。

そして、残りの人生で自分が幸せになるデザインへのかかわり方として、ボランティアではなく、仕事としてデザインの技能を活かして社会に貢献したいと思うようになったのです。それがソーシャルデザインで、現在のライフワークになっています。

デザインで社会課題を解決

ソーシャルデザインとは、コミュニケーションデザインという枠組みで、デザインの力を社会の課題解決に役立てること。世界と比べると、日本ではまだまだ遅れている分野だと思います。

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