ソニー VS. パナソニック
フルハイビジョンの4倍の解像度を持つ4Kテレビが、いよいよ普及し始めた。国内メーカーでは最も早く4Kテレビを発売したソニーと、最後発のパナソニック。両社の強みと戦略を比較し、今後の市場を展望する。
Text by 一条 真人(作家・ITジャーナリスト)
小さな市場の裏で起こる、大きな地殻変動
冬季オリンピックやサッカーW杯を控え、高解像度の4Kテレビが注目を集めています。昨年、ソニー、東芝、シャープ、パナソニックなどの家電メーカーが相次いで4Kテレビをリリースし、国内の4K市場が立ち上がりました。低価格化も進み、1インチ1万円以下になっています。もともと、薄型テレビが高価格だった時期に買っていた人たちが、現在、買い替え時期を迎えており、そんな人たちが4Kを買い替えターゲットとして考えています。つまり、現在の購買層のボリュームゾーンは「50万円を切ったなら安い」と考えるような富裕層です。
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