「ラゾーナ」の大型改装が示す新たな消費トレンド

2006年の開業以来となる大型リニューアルを行った「ラゾーナ川崎」。3世代をターゲットとした店舗も出店するなど、ファッション消費においても、新たなライフスタイル提案が始まっている。

川崎駅前に位置する大型商業施設「ラゾーナ川崎」。多様な世代の買い物客で賑わっており、その風景は、次のビジネスを考えるヒントにもなる

都市型ショッピングモールとして注目される「ラゾーナ川崎」が2006年の開業以来となる大規模な改装、リニューアルを昨年秋から実施した。

300店中176店が改装、リニューアルという大きな規模で、新店が113店舗と全体の3分の1以上となった。また、中央のルーファ広場は10チャンネル・サラウンド音響システムを備え、年間200回の音楽イベントが開催されるという。まさに、ヤング層やファミリー層向けのモールだが、入店客には50代、60代の熟年層も少なくない。

「3世代消費」という未知のマーケット

この改装によって、新たに出店した店舗の中に「B:MINGLIFE STORE by BEAMS」(ビーミング・ライフ・ストアー・バイ・ビームス)というショップがある。このショップが、3世代を対象としたショップとして話題を集めている。

昭和21年以降に生まれた「団塊の世代」が昨年から65歳に達し年金受給が始まった。

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