人気高まる加賀野菜年々リピーター増加

古くから金沢を中心に生産され、食べ継がれてきた地域特有の「加賀野菜」。この味と質を継承し、発展させるための試みが成功し、食文化の継承にも貢献している。

生産者と流通業者、農業団体、消費者、金沢市が一体となってブランド化戦略を展開

「加賀野菜」は昭和40年代、大量生産に向けた品種改良が進むにつれて、消滅の危機に瀕していた。このままでは風土に根差した食文化が途切れてしまうと、市内にある松下種苗店の松下良会長は1991年、生産者や流通業者と「加賀野菜保存懇話会」を発足させた。加賀野菜の名付け親でもある松下氏は、仲間と共に保存と継承に奔走。その6年後には行政も加わり「金沢市農産物ブランド協会」が設立された。同協会の多田正人事務局長は「生産者と流通業者、農業団体、消費者、金沢市が一体となって加賀野菜を守り、育て、ブランド力の向上を目指しています」と狙いを語る。

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