クラウドで商品開発 コア業務でも利用可能に

システム開発やウェブ制作など、これまでIT分野に限定されていた感のあるクラウドソーシング。だが、これからは新たなフェーズに入っていくと予想される。

企画・営業などのコア業務を「集合知」で進めていくスタイルが、新規事業に着手する上で主流になるのも時間の問題だろう。

現在、クラウドソーシングの活用を模索している企業にとって比較的手軽に着手できるのが、商品開発等の企画分野だろう。

「Blabo!」というサービスがある。これは、企業側が抱えるプロジェクトや課題を「アイデアボード」としてサイト上に投稿し、ユーザーから解決法を募ったり、知恵を集めることができる"アイデアのクラウドソーシングサービス"だ。

「Blabo!」からはロッテ、アサヒビール、三井不動産レジデンシャルなど10社以上の商品やサービスが誕生している。三井不動産の新規マンションに導入された「ホワイト・ボード・マップ」は、「Blabo!」のブレストから生まれたアイデアだ。

今後は、良質な提案をするユーザーを可視化するシステムを導入し、企業側がプランナーを指名できる制度を構築していくという「Blabo!」。クローズドな商品開発会議なども実施していく予定だ。試行の意味も含めてクラウドソーシングを体験してみるには、格好のプラットフォームの一つだろう。

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