2013年5月号
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クラウドソーシング2.0

コストが従来の4分の1 競争のルールが大きく変化

比嘉邦彦(東京工業大学 イノベーションマネジメント研究科 技術経営専攻 教授)

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私の研究室では現在、クラウドソーシングの世界動向調査を実施しているが、中でも注目を集めているのが、米国の政府機関がクラウドソーシングを使用し始めたことである。一例を挙げると、DARPA(国防高等研究計画局)が戦闘装甲車などの軍用目的の設計をクラウドソーシングで募集を開始。防衛産業が導入を決めたのは驚くべきニュースだが、実は2010年春にオバマ政権がクラウドソーシングの積極的な利用を各省に指示したというレポートもあり、これ以降のクラウドソーシング市場の急激な伸びに貢献したことは間違いない。

ではいったい、なぜこれほどクラウドソーシングが爆発的に広がったのだろうか。その理由は、まず何と言ってもコスト削減効果が挙げられる。

というのも、コア業務以外をクラウドソーシングすることで、企業は投資を使いたいところに集中させることができるからだ。その結果、労働単価が下がり、短納期化、品質向上につながる。人材獲得のリードタイムの短縮も可能になるなど多方面で効率アップが図れる。

これは、前述のDARPAの事例も含め、従来型の製品開発と比較して、クラウドソーシングによる開発は、期間・費用ともに4分の1以下、特に費用は10分の1で済んだとの報告も多くされており、クラウドソーシングによる大幅な効率向上効果は世界事例ですでに実証済みである。

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