ソニー、グーグルで学んだ起業家の精神

辻野氏は、ソニーに22年間在籍する中で、創業者たちと直接に接し、「ソニー・スピリット」を叩き込まれた。グーグル日本法人の社長を経て、独立した今も、それは大きな財産となっている。

辻野晃一郎氏は、ソニーに22年勤めた後にグーグルに移籍。グーグルには3年間在籍し、日本法人の社長も務めた。

今、グーグルは世界を席巻し、多くの人からエクセレント・カンパニーとして認められている。「なぜ、日本からはグーグルのような企業が生まれないのか」 こうした疑問に対し、辻野氏はこう答える。

「日本が生んだソニーは、アップルやグーグルの手本となるほどの会社だったとも言えます」

今、アップルは銀座に直営店を設け、ブランディングの拠点として活用している。そうした戦略も、「40年以上も前に、銀座からハイセンスなメッセージを発信するという盛田昭夫さんが実行したマーケティング手法を、ジョブズが忠実にコピーした」ものなのである。

辻野氏はソニーで得た一番の学びについて、「盛田さん、井深大さんなど、世界的な起業家に直に接する機会を得たこと」と語る。

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