ワンコインで予防医療に革命

非正規雇用者や主婦、自営業者は時間もお金もかかる健康診断をなかなか受けられない。そんな「健診弱者」の予防医療のために、「ワンコイン健診」が注目を集めている。

「今までの経験、色々な出来事の総決算としてこれしかないと覚悟を決めて起業した」と語る川添氏

1年以内に健康診断を受けていない人が日本にどれほどいるかご存じだろうか?

その数3000万人。この膨大な層を主なターゲットに簡易健康診断を事業として展開しているのがケアプロだ。ケアプロでは、出張イベントと中野、横浜にある2店舗で血糖値、中性脂肪、コレステロールなどの血液検査や骨密度、肌年齢、肥満度など身体測定まで11項目の検査を各500円で提供している。2008年にサービス開始以来、過去4年間で12万人を超える人々の健診を実施してきた。

現場で学んだ経営と医療 米国で見つけたヒント

ドラッグストアでの出張イベントの「ワンコイン健診」の様子

07年12月、若干25歳でケアプロを立ち上げたのが、川添高志。起業を志したのは、高校生の時だった。

「良い大学、良い企業に入れば成功だと言われていましたが、大企業に勤めていた父がリストラに遭ってそんなことはないとわかった。だから、どんな状況になっても自分が食べていけるような能力を持ちたい、自分で仕事を作っていきたいと思ったんです」

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り71%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。