プラットフォームへ変貌する「LINE」

サービス開始からわずか1年半で世界登録者数1億人に迫る勢いの「LINE」。新たなサービスを開始するなど、その勢いはとどまるところを知らない。

NHN Japan 代表取締役社長 森川 亮

今後、どこまで進化するのか。生みの親・NHNJapanのトップに聞く。

「LINE」はスマートフォンにフォーカスした、無料で通話やメールができる日本発のコミュニケーション・アプリです。LINEは、初めからスマートフォンに特化して作り上げています。PCで開発され、スマートフォンに移植されたサービスとは一線を画しています。

開発の際に着目したのは、クローズド性です。フェイスブックやツイッターはオープンであるため、自分の情報が必要以上に公開されやすいデメリットがあります。

LINEの特徴の一つ「スタンプ」

そこでLINEでは、親しい人たちが登録されている携帯電話の電話帳とリンクさせることで、距離の近いコミュニケーションを実現しました。

コミュニケーションの方法も、従来の文字や絵文字によるものだけではなく、感覚的に気持ちを伝えられる「スタンプ」を使うことで、気軽さを実現しています。

タイ、スペイン、シンガポールなど海外でも人気で、特に台湾では2300万人の人口のほぼ半数が利用し、スタンプのキャラクターがタレント並みの人気になっているほどです。現在は国内3700万人、世界では8500万人を突破、近日中には1億人に達する見込みです。この伸び率はフェイスブック、ツイッターの2倍以上です。


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