世界にファンを作るIKEAの戦略とは

「IKEA(イケア)」。家具に詳しくない人でも、このスウェーデン企業の名前は耳にしたことがあるだろう。世界38ヵ国に店舗展開し、年間売上高が252億ユーロを超える、世界最大の家具メーカーだ。イケアは日本でも6店舗オープンしており、年間の来場者数は2200万人と、並みのテーマパークを軽く上回る。これは日本だけの現象ではない。世界のどこのイケアにいっても、いつも店は客でいっぱいだ。イケア全店で、店舗を訪れる人は年間6億人に上る。

まるで買い物ではなく、ファンが集うように客が足を運ぶ現在のイケアの礎を築いたのが、アンダッシュ・ダルヴィッグ。イケアの前CEOで、在任期間中に店舗数を130店舗から270店舗に倍増させ、売り上げも73億ユーロから213億ユーロまで引き上げた、今日のイケア隆盛の立役者である。

その前CEO自ら、イケアの世界的な成長の理由を明かすのが本書だ。彼のイケアでの経験をベースにした「小売業で成功するための4つの礎」が記されている。

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