韓国学生の「強さ」に日本企業が注目

求人広告代理店であるピーアール・デイリーが、韓国でグローバル人材採用の支援を加速させている。

2012年9月、韓国で初となる日本企業主催の大規模な就職フェアが行われた。出展したのは、幅広い業種・規模の約20社の日本企業である。約700人の韓国人学生が集まり、その模様は、韓国の三大新聞の一つ「東亜日報」にも一面トップで報じられるなど盛況に終わった。

068-04.png

ピーアール・デイリー 取締役 人材ソリューション事業本部長 川端次郎

主催したのは、求人広告代理店のピーアール・デイリーだ。同社取締役・人材ソリューション事業本部長・川端次郎氏は、こう語る。

「日本企業が自国で採用するのと同じように、韓国でも支障なく採用ができるように支援します。現地のキーパーソンとのネットワークを築き、韓国の大学・企業との信頼関係があります。当社は、企業が求める人材像に合った優秀な学生にアプローチできます」

人材を見極める能力は感覚に頼る部分もあり、完全にマニュアル化するのは難しい。そうした中で、同社が韓国で培ってきたノウハウは、無形の大きな資産となっている。


韓国の人材が持つ大きなアドバンテージ

近年、グローバルに人材獲得競争が激化している。シリコンバレーで活躍する中国人やインド人も多い。ピーアール・デイリーは、広くアジア展開を視野に入れつつも、現在は韓国に力を注ぐ。

韓国人のアドバンテージについてグローバル人材採用支援事業部マネージャー・尹日洙氏は、次の5点を挙げる。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り54%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。