適材適所で気持ちを動かすカフェづくり

人気デザイナーが考える人の集まるカフェづくりとは?

カフェやブティック、美容サロン、レストランなど商業施設のデザインを数多く手掛ける西脇一郎氏。独創的な空間創造で常に脚光を浴びる。

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昔は、カフェにしてもブティックにしてもターゲット層に対してこうあるべきだという考えのもとにデザインを発信、提案してきたスタイルが主だったが、現在はいかに「適材適所」で表現し、人の気持ちを動かす場がつくれるかが大事なキーワードになっている。

雑誌を見れば、斬新でスタイリッシュなデザインの飲食店がたくさん掲載されているが、「キレイ」という単なる美術鑑賞の感覚で終わってしまうのではなく、「ここに食べに行ってみたいな」と気持ちを動かすことができるかどうか。そのためには、人は何を望んでその店を訪れるのか本質的な部分に踏み込む必要がある。そうした観点から検討する上でいちばん難しい業態のひとつが、カフェ。1杯の美味しいコーヒーを飲みに来るのか、気軽に休憩できる場所を求めてくるのか、パソコンで仕事をするために来るのか、カフェにどんな価値を求めているのかは人それぞれ。

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