「道産子」が北海道の観光資源

観光客交流人口の増加は、生活・経済の両面において地域の活性化につながる。 北海道観光振興機構、坂本眞一会長に、北海道観光の展望について聞いた。

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昨年の東日本大震災の発生直後、北海道においても観光客が激減。その影響は、旅館や航空会社といった観光業だけにとどまらず、地域経済全体にまで波及。観光は北海道にとってかけがえのない産業であることが再認識された。

「観光は物見遊山のお遊びではなく基幹産業であるという認識のもとに、2008年に北海道観光振興機構が設立された。主体はオール北海道。従来からの宿泊施設、旅行業、交通キャリア、土産物屋だけではなく、農業、漁業、スポーツ、文化、大学など一次産業、経済界、教育界、行政まで産官学一体となって参加する形にならねばならない。観光は、地域の人たちの生きる道、手段のひとつととらえている」

北海道の農業の生産額約1兆円、漁業産出額約3000億円に対して、観光の消費額、つまり観光客が使うお金は1兆3000億円にもなる。さらに他産業への波及効果を含めると概ね2兆円規模だ。

「多くの原石が転がっているが、ほっておいては観光の価値はあがらない。観光客をお迎えする以上は、我々も一層努力しなければならない。『観光のために、農業との連携はどうあるべきか? 食はどうあるべきか? 文化事業をどうしていくか?』という視点を大切にしている」

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