ビジュアルを活用したブランディング

ロマンティックや中華街といった一面的な特徴ばかりが注目されがちな横浜市。横浜の持つ多様な魅力をしっかりと伝えていくため、地域の魅力に精通する職員自らブランディングを展開。言葉だけでは伝えることが難しい「あうたびに、あたらしい Find Your YOKOHAMA」というブランドスローガンの浸透の為に、ビジュアルをフルに活用している。

図 横浜のブランディングの考え方

(出典)横浜市

魅力度ランキングや、住みたい街ランキングで常に上位にランクインする横浜市。同市は、1859年の開港以来、世界に開かれた人と文化のハブとしてイノベーションを起こし続けてきた。現代においても、先進的な都市景観と史的情緒あふれる街並みが共存し、歴史を育みながら、創造的・刺激的なチャレンジをする人が暮らしている。

しかし、市内外の人に「横浜と言えば?」と問うと、多くの人が想起する言葉は「ロマンティック」や「中華街」といった一面的なものとなっている。

横浜市のブランド価値を上げていく旗振り役を担う、横浜市文化観光局横浜魅力づくり室 横浜プロモーション担当課長の貝田泰史氏によると、「横浜が培ってきた歴史的・文化的な魅力が地域内外に十分に伝わっておらず、このようなギャップに対して、課題意識を抱えていました」という。

2009年には延べ5000人によるワールドカフェを実施して、市民が思う横浜の良さや特徴を抽出し、市民投票を経て未来像を表す「OPEN YOKOHAMA」という言葉とロゴを決めた。ここで得た知見をもとに、外部のコンサルタントなどではなく、横浜の魅力をよく知る市役所の職員が自ら、横浜のブランドパーソナリティや「新しい発見」「感性が磨かれる感覚」「ワクワクする昂揚感」といったブランドエッセンスを決め、抽出したエッセンスを「あうたびに、あたらしい Find Your YOKOHAMA」というワンフレーズのブランドスローガンにまとめた。

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