2014年8月号
購読申込み のあとに ログイン していただくと全文をご覧いただけます。

水ビジネス

地下水保全は「守り」から「攻め」へ

橋本淳司(水ジャーナリスト、アクアスフィア代表)

0
​ ​ ​

水循環基本法の制定も後押しとなり、地下水保全に動き出す自治体が増えている。しかし、ただ「守る」のではなく、地下水保全を企業誘致や地場産業・観光の育成につなげることが重要だと、水ジャーナリストの橋本淳司氏は指摘する。

地下水流域のシミュレーションモデル(地圏環境テクノロジー・オープン国土水循環モデル)。
地下水の広域管理が求められる中で、ITによる可視化も重要になっている。

「水リスク」で国内回帰の流れ

グローバル化という流れの中で、日本企業は中国や東南アジアを中心に生産拠点のシフトを進めてきました。しかし今後は、生産拠点の立地を決める上で、「水リスク」を意識せざるを得ない時代になるはずです。

橋本淳司 水ジャーナリスト、アクアスフィア代表

企業にとっての「水リスク」は、主に操業、財務、法的、評判という4つのリスクがあります(こちらの図2参照)。操業リスクを例にとると、2011年のタイ大洪水で日系企業の工場が操業停止となり、甚大な被害を受けことは記憶に新しいでしょう。

海外での水リスクが高まるにつれ、比較的水資源の豊富な国内に注目が集まり、生産拠点の国内回帰が見直されるようになりました。しかし、国内に回帰しても、企業が「水リスク」から解放されるわけではありません。なぜなら自治体は地下水の枯渇に対して危機感を強めており、将来的に水使用の規制を受ける可能性があるからです。

残り74%

0
​ ​ ​

この記事の感想はこちらへ

バックナンバー

社風が変わる、イノベーターが育つ

地方創生・イノベーションにつながるアイデアと思考に注目!

志高い、ビジネスパーソン・行政・NPO職員・起業家が理想の事業を構想し、それを実現していくのに役立つ情報を提供する、実践的メディア。

メルマガで記事を受け取る

メルマガ会員限定で、
ピックアップしたオンライン記事を
毎日お届けします。

メルマガの設定・解除はいつでも簡単

バックナンバー検索

売り切れ続出注目のバックナンバーはこちら

週間ランキング

ヘルスケアの「外」に注目せよ 「新しい組み合わせ」が革新を生む

自治体、市民を変える、地域経済分析システム「RESAS」の威力

自治体は「運営」から「経営」へ ふるさと納税の功罪

「クモの糸」を人工合成 世界が注目するバイオベンチャー

アウトドアフィットネス 自然は「遊び場」、スポーツを日常に

最新情報をチェック。

会員に申し込むと 最新「事業構想」がいつでも読み放題

会員の特典をもっとみる