クリエイターが集う新しいプラットフォーム

プロユースの設備で高精度な造形物が作れる「3Dプリントサービス」に、さまざまな企業が参入し始めた。DMM.comもそのうちの1社。低価格・短納期にこだわったサービスで、ユーザーの支持を集めている

DMM.com 3Dプリント事業部 白井秀範事業部長

DMM.comは7月に3Dプリントサービス「DMM 3Dプリント」をスタートした。都内2カ所、大阪に1カ所の造形センターで、全国からの注文に対応している。

「私たちが目指しているのは、ものづくりのプラットフォームの創造です」と、同社3Dプリント事業部の白井秀範事業部長は語る。個人やクリエイターがDMMのサイトに集い、ものを作り、自分のオリジナル商品を発表できる仕組みを作りたいという。このためDMM 3Dプリントは「出力」と「販売」の2つの機能を持っている。

短納期・低価格で差別化

「出力」はユーザーから3Dデータを受け取り、DMMで3Dプリンター出力を代行するサービス。素材は石膏、アクリル、ナイロン、シルバー、チタンの5種類から選べる。

こだわりは速さと安さだ。一般的な出力サービスで2-3週間かかる納期は、DMMの場合は通常7-9日間、最短で3日間。速さの理由は装置台数の多さに加えて、EC事業ですでに自前の物流ネットワークを備えている点にある。造形価格は、海外で最も安価な造形サービスと同等に設定。国内他社は1.3倍から2倍の価格設定だという。

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