デジタルマーケのプラットフォーム構築 中堅・中小企業をDXで支える

全国8400の会計事務所と約10万社の企業を顧客基盤に持つミロク情報サービス（MJS）。SaaS型ERPとデジタルマーケティングを軸に、よりコンサルティングを重視するビジネスモデルへと転換中だ。人が介在する地域密着型DXを進め、中堅・中小企業を支える同社の将来展望を聞く。

是枝 周樹（ミロク情報サービス 代表取締役社長）

会計士・税理士の支援から
日本の中堅・中小企業をサポート

ミロク情報サービス（MJS）は、全国約8400の会計事務所と、その顧問先企業を含む中堅・中小企業、小規模事業者へ向け、財務会計・税務システムを中心とするERP（統合業務管理）システムを開発・販売してきた企業。設立は1977年で、大型コンピュータの時代から活動する老舗の財務・会計システムベンダーだ。

日本企業の9割を占める中小企業は日本の経済・社会を支える土壌と言える。テクノロジーが急速な進化を遂げるなか、同社は、経営システム・経営情報サービスの提供という形で、中小企業が経営課題を解決する取組を支援してきた。

「中小企業の成長と発展が、地域に雇用を生み出し経済を活性化します。経済的にも精神的にも、豊かな生活ができるような社会づくりに貢献していく会社でありたいと思っています」と同社社長の是枝周樹氏は話す。