既存のICTを超えるネットへ IOWN構想、世界を変える真のデジタル化

NTTが提唱したIOWN構想は、既存のICTの限界を突破する技術革新の取組だ。現実世界の多様なデータを枠にとらわれずデジタル化するために光技術によるイノベーションを目指している。リアルなシミュレーション等が可能となり、新たな事業機会をもたらす。

川添 雄彦(NTT 常務執行役員 研究企画部門長)

IOWN構想は、2019年5月にNTTが提唱した、新しい情報ネットワークに関する構想だ。米インテル社やソニーと共同で、国際的なフォーラム「Innovative Optical and Wireless Network (IOWN) Global Forum」を設立し、企業間で連携して構想の実現を目指している。この構想が生まれた背景や、目指す未来について、NTT常務執行役員 研究企画部門長の川添雄彦氏が語った。

インターネットの限界を突破する

IOWNは、インターネットを超える、大きな技術革新を世界にもたらすことを目標にしている。

「インターネットを前提に、その中で何をするのか、という研究開発が主流になっているという危惧がありました。現在の技術の既成概念にとらわれず、限界を打破したい」と川添氏は語った。

インターネットは過去20年ほどの間に広く普及し、生活になくてはならないものになっている。分断されていたネットワークを相互に接続し、決められたルール(インターネット・プロトコル、IP)に従って情報をやり取りする巨大なネットワークのおかげで、コミュニケーションのコストは劇的に下がり、新しいビジネスが誕生した。音声や画像データなど、あらゆるものがデジタル化され、インターネット上でやり取りされるようになったように見える。

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