2020年2月号
購読申込み のあとに ログイン していただくと全文をご覧いただけます。

パイオニアの突破力

バブリーダンスの振付師 大真面目に「ふざける」がポリシー

akane(振付師)

0
​ ​ ​

ワンレン、ボディコンの女性たちが、ステージを縦横無尽に踊り尽くす――。バブル時代の昔話ではない。府立登美丘高校ダンス部によるコミカルでキレのいいこのダンスは「バブリーダンス」と呼ばれ、2017年にYouTubeに投稿されるや、日本中を席巻。あらゆるメディアを賑わせ、NHK紅白歌合戦にも出場した。彼女たちを率いたのが振付師、akaneだ。

文・油井なおみ

 

akane(振付師)

やりたいことに真摯に取り組めば
結果はついてくる

3歳からダンスを習い、保育園ではお遊戯の振り付けを任され、中学時代にはダンス部を自ら創設。母校である登美丘高校生時代にもダンス同好会を部に昇格させ、部長として活躍。高校卒業後は上京し、日本女子体育大学で舞踊を専攻し技を磨く傍ら、後輩たちに乞われ、長期休暇には地元に戻り、母校・ダンス部の指導に当たった。

大学卒業後は大阪に戻りプロの振付師となるが、ダンス部の大会があれば仕事をセーブし、指導に集中した。

その甲斐あって、akaneが本格指導を始めた翌年2015年から全国大会で2連覇。「バブリーダンス」で挑んだ3年目は、惜しくも準優勝となるが、そのダンスを1本の映像作品にまとめてYouTubeに投稿すると、一気に社会現象となって脚光を浴びた。

『バブリーダンス』。現在までに8400万回以上再生されている

2015年、振付師の日本最高峰の大会である『Legend Tokyo Chapter.5』には作品「日本万国博覧会」で出場し、審査員特別賞、国際ダンス・プロデューサーの視点賞を受賞。写真は、2017年に『Legend』の歴代の名作たちがグレードアップして再演されたイベント『FINAL LEGEND Ⅴ』での1シーン

多感な時期にも挑戦を厭わず、また、若くして後輩たちのために自分の時間を削って指導にあたり、さらには公立高校でありながら常に高い結果を出し、SNSなど新たな試みで、今の高校ダンス部ブームを切り開いてきた。早くから高い志や強い覚悟を持っていたのだろうと想像してしまう。

「ただやりたいことをやってきただけです。学生時代に部活を作ったときも、YouTubeに上げたときも、大きなことをやってやろうとか、そういう気持ちは全くなかったですね」

映像をSNSに上げ出したのは2013年頃から。今では一般的となった「〇〇を踊ってみた」という投稿が流行りだした頃で、当時は公立高校といえ、SNSのルールがなかったという。

「TikTokなども普及して日本でもダンス動画が一気に増えましたが、当時は海外に比べて圧倒的に少なかったんです。いろんな人に見て欲しいというよりは、頑張っている生徒たちのために映像作品として残しておこうと思っただけでした。映像を撮ったり編集するのも好きで、自分の作品も映像で残していたんです。もちろん、部活のダンスも自分の作品と考えていますから、その一環でもあります」

東京から大阪に戻って指導することも重荷と感じたことはなかった。

残り74%

0
​ ​ ​

バックナンバー

メルマガで記事を受け取る

メルマガ会員限定で、
ピックアップしたオンライン記事を
毎日お届けします。

以下でメルマガの登録ができます。

購読申し込みで全記事が読める

2018年4月号「SDGs×イノベーション」完売!

会員になって購読すれば、バックナンバー全記事が読めます。PC・スマートフォン・タブレットで読める電子ブックもご用意しています。


初月無料キャンペーン実施中!

バックナンバー検索

注目のバックナンバーはこちら

最新情報をチェック。

会員になると 最新「事業構想」が読み放題。今なら

初月無料キャンペーン実施中