2020年1月号
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新時代の観光ビジネス

日本をバリアフリー先進国に 世界一あたたかい地図をつくる

織田 友理子(WheeLog 代表)

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バリアフリー情報を充実させることで、海外から訪れた車いすユーザーでも自由に動き回れる社会をつくる。自身も車いすで生活を送るWheeLog・織田友理子代表は、新しい地図アプリを開発し、人のつながりを大切にしながら「車いすでもあきらめない世界」を目指す。

織田 友理子(一般社団法人WheeLog 代表)

情報があれば、世界が広がる

「観光×テック」をテーマに、2019年10月1日に開催された観光庁主催のピッチコンテスト「G20 Tourism Innovation Pitch」で入賞した団体の1つが、一般社団法人WheeLog(ウィーログ)だ。

織田氏は10月26日のG20観光大臣会合において、WheeLogの取り組みについてプレゼンを行った

WheeLogは、車いすユーザーがバリアフリー情報をシェアし合う地図アプリ『WheeLog!』を手掛けている。その新しい地図アプリの開発プロジェクトを牽引したのが、WheeLog代表の織田友理子氏だ。

織田氏は大学4年生の頃、手足の先など遠い位置の筋肉から全身が衰える進行性の筋疾患「遠位型ミオパチー」と診断された。その後出産を経て、26歳から車いす生活を送っている。

「子育てをしながら、夏になるといつも『息子を海に連れていきたい』と思っていたのですが、『車いすだから……』とあきらめていました。でも、ある日、ネット上でバリアフリーに対応した『車いすでも行けるビーチ』を見つけたんです。情報を得たことで、実際にそのビーチに行って海を楽しむことができました。情報があればいろんなところに行けて、世界を広げられることに気づいたんです」

織田氏は自分でも情報発信に取り組むことを決め、2014年1月からYouTubeで専用チャンネル『車椅子ウォーカー』をスタート。自身が体験したバリアフリー情報を動画で配信していった。『車椅子ウォーカー』は着実に視聴者を増やしていったが、織田氏は課題も感じるようになった。

「私一人の体験を配信するだけでは、限られた情報になってしまいます。プラットフォームをつくり、車いすユーザーの一人一人が実体験に即して情報を発信できる仕組みが必要だと考えました。そうした思いから、みんなでつくるバリアフリーマップのアプリ『WheeLog!』が生まれたんです」

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