欲しいものがないなら 自分でつくる

作家の落合恵子氏が、44年前に子どもの本の専門店として青山にオープンしたクレヨンハウス。今では、子どもや女性、高齢者が安心して買い物や食事ができる憩いの空間となっている。

落合 恵子(クレヨンハウス主宰、作家) 撮影*神ノ川智早

クレヨンハウスは、1976年青山にカフェを併設した子どもの本屋さんとしてスタートし、現在では、子どもの本に加え、オーガニックレストラン「広場」、オーガニック食材の店「野菜市場」、安心で安全な世界のおもちゃを集めた「クーヨンマーケット」、女性はもとよりパートナーの男性にも読んでいただきたい本、オーガニックコスメ、インナーやアウターを集めた「ミズ・クレヨンハウス」という総合ショップとして、連日多くの女性や家族連れでにぎわっている。

クレヨンハウス東京店の外観。

クレヨンハウスを主宰するのは、作家の落合恵子氏。

「大学卒業後、文化放送のアナウンサーとして10年間勤めました。それはそれで学ぶことがたくさんありましたが、学生時代からの夢であった活字の仕事がどうしてもしたくて、密かに自分でも書いていました。取材で海外に出かけることも多かったのですが、欧米のまちでは子どもの本の専門店があり、そこには古いテーブルがあって、座り読みができるようになっていまし た。テーブルでは、保護者たちも加わったりして、子ども時代、このテーブルでパパやママが本を読んでいたんだよ、と話しているのをみて、日本でも実現したいと思っていました」と落合氏。

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