2018年9月号

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日本郵便と青年会議所 自動運転車での荷物輸送の実証実験を実施

月刊事業構想 編集部

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自動運転車(右)、日本青年会議所・池田祥護会頭(右から4番目)、日本郵便・諫山親・執行役員副社長(左から3番目)自動運転は、公道(日本大通り)を使用して行われた。途中、人が横切った際には、ドライバーが操作することなく自動的に停止。安全になった状態で発進した。

公益社団法人日本青年会議所(以下、JC)と日本郵便は、7月21日、日本大通り(横浜)にて自動運転車による荷物輸送の公道実証実験を開催した。日本青年会議所は、20代~30代の若手経営者が会員の中心で、全国697の会議所(LOM)が登録し、約36,000人の正会員を擁する団体。日頃、各地域でのボランティア活動や社会課題への取り組みを行っている。今回の実証実験は、一般市民も参加するJCの一大イベントであるサマーコンファレンス2018の中で行われた。

実験に先立つ挨拶で、JCの池田祥護会頭は、「今回の実証実験を契機にして、運送業に関わるドライバー不足の解決の一助、働き方改革に役立てたい。日本の未来の発展に寄与したい」と語った。

また、日本郵便の諫山親・執行役員副社長は、「宅配便の分野はこれから大きく取扱数が伸びていく見込みだが、その一方で人手不足という大きな課題がある。そこで、自動運転といった新たな技術が必要となっている。実用化は決して夢物語ではなく、実現可能でちょっと手を伸ばせば届くようなところまで来ている。技術的な課題、制度面の課題があるが、関係する会社の努力、政府の取り組みによって必ずや解決されると考えている。」と語った。

実験は、日本大通りにて、実際の公道を使用し、お中元を祖父母から孫へと届ける、という設定で行われた。ドライバーは祖父母からお中元を受け取ると、自動車に積載。運転席に乗った後は、一度もハンドルを握ることなく、所定の目的地まで運んだ。最後に、荷物を取り出し、孫に手渡しした。

今回の自動運転は、レベル3に相当。ドライバーは必要だが、予備対応時(危険回避等)以外は、何もしなくて良い。レベル4以上(最高はレベル5)になると、ドライバーが不要となる。レベル4以上で運用できれば、宅配の自動車が無人化され、所定の場所に到着すると受取人が自分で取りに行く、といったことが可能になる。いわば、自動移動するロッカーのようなイメージだ。

JCや日本郵便のように全国ネットワークを持つ組織には、全国各地の人手不足を解消する、新サービスが期待される。

自動運転レベルの概要

出典:日本郵便資料を一部抜粋して編集部作成

 

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