フリーランス1100万人時代 より稼ぐ支援、ライフラインとは

副業解禁など「働き方改革」が進む中で、フリーランスと企業の仕事マッチングサービスで成長してきたランサーズが、フリーランスの生活支援事業に乗り出した。金融や仕事保証などのライフラインを創出する狙いだ。

フリーランスは1100万人に

図1 フリーランス人口と経済規模の推移

(出典)ランサーズ「フリーランス実態調査2018」

創業10年を迎えるランサーズは、2018年に入ってから仕事保証付き教育プログラム、金融サービス、確定申告などの専門家支援、専用仕事スペースやコミュニティづくりを支援するマンションの提供などを次々と打ち出している。フリーランスの仕事紹介のみならず、生活全般を支援する「ランサー生活圏」の創出は、フリーランスの増加とも関係している。

「『働き方改革』の潮流のなかで、副業やフリーランスを支援する国の後押しもあり、弊社の調べでは、広義のフリーランスは2015年の913万人から今年は1119万人に増加しています。経済規模も昨年の18.5兆円から今年は20.1兆円と前年比プラス9%の伸びを見せています。アメリカのある調査は2027年にフリーランスの数が正社員の数を超えると試算されていますが、日本も同じような方向に進んでいくと予想されます。そのなかで、弊社ではフリーランスが得意分野だけを追求できる環境づくりを支援していく方針を掲げています」(ランサーズ・潮田沙弥氏)

同社は、フリーランスが不得意な業務をカバーし、不安や悩みをサポートすることで、個々人の能力をフルに発揮できる環境を整えることを目標に据える。そのために用意したサービスが「FreelanceBasics(フリーランスベーシックス)」だ。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り71%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。