2018年7月号
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台頭する新メディア・ビジネス

AIで実現、「1番速い」ニュース速報 災害・事故情報が報道前に届く

米重 克洋(JX通信社社長)

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報道現場のコスト構造改善を目指し設立されたJX通信社。SNSやウェブから、事件・事故を自動収集するシステムは、主要TV局全てに採用された。人口減下で、報道の品質を維持するために、AIによる自動化技術を活用する。

米重克洋 JX通信社社長

通信社は、様々なニュースを集めて報道機関や企業などに供給する組織だ。ビジネスモデルは19世紀に構築された。報道機関にコンテンツを提供することから、「ニュースの卸問屋」と呼ばれながら現在に至っている。

JX通信社は、2008年、米重克洋社長が大学在学中に立ち上げたベンチャー企業。2016年9月に有償提供を開始した企業向けの速報サービス「FAST ALART」は、約半年で全てのキー局に採用された。主要株主には共同通信社やQUICKなどの報道機関が名を連ねるほか、2018年4月の増資では、テレビ朝日ホールディングス、フジ・スタートアップ・ベンチャーズなどからも資金を調達している。

「通信社」と名乗っているものの、他の通信社とは異なり、同社には記者がいない。自然言語処理などの技術と、インターネット上に存在する多くのデータを処理することで、ニュースを収集している企業だ。

JX通信社では社員の3分の2がエンジニアだ。記者は1人もいない

報道のコストを抑制する

米重氏がJX通信社を立ち上げた目的は、ニュース報道の合理化だった。米重氏は、中学3年生だった2004年、航空関係のニュースを集めたニュースサイトを趣味で立ち上げ、3年ほど運営を続けた。このサイトは最高で月間30万PVを集めたが、ネット広告の成果報酬システムが現在よりも未発達だったこともあり、広告収入は数千円と「おこづかい程度」だったという。

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