2018年6月号

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化粧品ブランドLUSH 包装紙「イヌワシペーパー」を開発

月刊事業構想 編集部

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英国を拠点とし、世界49の国と地域でビジネスを展開する化粧品ブランドLUSH(ラッシュ)。ラッシュジャパンは、公益財団法人日本自然保護協会と連携し、同社のギフト商品を対象とした包装資材「イヌワシペーパー」および「カスタネットペーパー」を開発した。

絶滅危惧種に指定されているイヌワシ

豊かな森を未来へ残す

群馬県利根郡みなかみ町の国有林「赤谷の森」は、日本国内で絶滅危惧IB類(EN)(環境省第4次レッドリスト)に指定されている鷲「イヌワシ」をはじめ、多くの動植物が生息している貴重な森。この自然の恵みを地域づくりに活かす事業が「赤谷プロジェクト」である。

イヌワシは、1990年代から繁殖成功率が低下しており、現在国内の生息数は500羽ほどと言われている。理由の1つに、人工林が増え狩りが困難となるための子育て期間の餌不足がある。赤谷の森では、イヌワシが安定して狩りを行える環境を作り出すために人工林の一部を伐採する試験を実施。更には、単調な人工林を部分的に伐採した後、自然の復元力により広葉樹などの侵入を促して、本来の多様な樹種からなる自然林に誘導する試みにも取り組んでいる。

2016年には赤谷の森で7年ぶりにイヌワシの子育てに成功。ここから計画的に出た木材を有効活用する活動の一環として、日本ならではの和紙づくりの伝統や技術と融合させ誕生したのが「イヌワシペーパー」である。

個性的な色彩と和紙づくりの技術が融合した包装用資材

よろこびを包んで届ける

また、日本初のカスタネットを開発した群馬県にあるカスタネット工房では、計画的に出る間伐材を利用し、木材調達の難しさから一時中断された楽器製造を再開した。更に製造過程で出る木屑の有効活用をラッシュジャパンがつなげ「カスタネットペーパー」が開発された。

ラッシュジャパン(本社・神奈川県愛甲郡、代表取締役社長・ロウィーナ・バード)が販売するギフトは「日経リサーチアワード ニッポンの店大賞2016」の贈り物部門でも1位を獲得しているが、贈り受けとる消費者だけでなく、作り手やコミュニティをも繋げるものとなった。

いずれも日本全国の92店舗およびオンラインストアで本年2月16日から順次販売の4種類のギフトラッピングに使用されている。また、現時点で日本を含め計6カ国(香港、韓国、タイ、シンガポール、フィリピン)での発売が決定している。

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