薬師寺の国宝を守る電気火災予防コンセント 河村電器

プレトラックコンセントと村上太胤・薬師寺管主。国宝・薬師如来像と

1月26日は文化財防火デー。1949年1月26日に、法隆寺金堂が火災に見舞われ、壁画が焼損した。この事件をきっかけに文化財保護法が制定され、毎年、文化財の火災予防への意識を新たにする日になっている。

奈良の薬師寺では、2018年の文化財防火デーに合わせて、コンセント火災の防止機能を持つコンセントを導入した。河村電器産業(愛知県瀬戸市)が寄付したもので、伽藍の中の東院堂、金堂、大講堂の52か所のコンセントが、同社のプレトラックコンセントに置き換えられた。

薬師寺の東院堂は建物と本尊の銅造観音菩薩立像が国宝、金堂の本尊薬師三尊像は奈良時代作の国宝、大講堂の本尊の銅造三尊像は重要文化財と、後世に必ず伝えなければならない宝物ばかり。プラグを挿しっぱなしにしたコンセントを火元とするトラッキング火災が注目を集める中、参拝者のための電気設備と、文化財保護の両立が課題になっていた。

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