クレディセゾン林野氏が語る、新興国ビジネス成功の条件

栄枯盛衰の激しい現代のビジネス界。この時代に必要なビジネス感覚とは何か。斬新なアイデアと大胆な経営判断でクレディセゾンを成長させ続けてきた林野宏社長が、その経験から導き出した論理を語る。

林野 宏(クレディセゾン 代表取締役社長)

経済成長をやり遂げよ

スペイン(~1588年)、オランダ(1630年代)、フランス(1720年頃)、イギリス(1840年代)、アメリカ(1929年)...。世界の覇権国家の盛衰に目を向けた時、「バブルの発生した国に覇権が移る」と世界史では決して教えてくれない規則性を語る林野氏。

そう考えて歴史を見ると、1989~92年にバブルが起こった日本、サブプライムローンが崩壊した米国、さらに今後バブルが発生するであろう中国、インドのいずれかに、覇権移行のチャンスが訪れることになる。

ヨーロッパ大陸における英国のポジションと、アジア大陸における日本のポジションはよく似ている。19世紀に世界を制覇した英国は、いまだにカナダやオーストラリア、インド、ニュージーランドなどの大英国圏をつくっている。

「今後のアジアのポテンシャルは高く、日本は地理的に優位と言えます。ただ、今のままでは覇権を取ることは難しいでしょう」(林野氏)。

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