2017年6月号
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ザ・ライバルズ

カジュアルファッション業界対決! ユニクロvs.しまむら

月刊事業構想 編集部

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日本を代表するカジュアルファッションブランドといえば、「ユニクロ」と「しまむら」。 しまむら次々とヒット作を世に送り、新拠点も開設して新たな段階に入ったファーストリテイリング傘下のユニクロが圧倒的優位に立つが、「しまラー」激増のしまむらも追い上げる。両社の現状を比較する。

対照的なビジネススタイルで強力ブランドに成長

日本のカジュアルファッションの老舗にして2強、それが「ユニクロ」と「ファッションセンターしまむら」だ。ユニクロはSPA(製造小売業)、しまむらはクラシックな仕入れ販売と、ビジネスモデルは大きく異なる。粗利益率の高いSPAは、GAPなどの成功とともに広がったモデルだが、ユニクロも「世界の工場」だった中国での生産で低価格ベーシックウエアの一大帝国を築いた。当初は垢抜けなかったが、世界進出とともに世界で評価されるブランドとして、イメージも品質も飛躍的にアップした。

2015年、値上げ施策でユニクロが若干失速したこともあって、同価格帯のしまむらの存在感がアップ。しまむらも長く若い世代から見向きもされなかったが、今や無数の「しまラー」を生む。SPAではないが、商品管理から物流まですべて自前のローコストオペレーション、低価格・多品種少量生産を貫き、主婦とファミリー層を狙う姿勢にもブレがなかった。その上で機能性パンツなどの「コア商品」を設定、アニメキャラクターとのコラボTシャツが、店舗限定などの話題作り戦略もあってヒット。SNS普及の波に乗って、若者も堂々と着て自慢できるブランドに変貌している。

有明に、企画から物流まで一体化した新拠点を開設、リアルとネットの融合に磨きをかける一方でITによる最先端販売手法を目指すユニクロと、ネット販売に乗り出す気配さえなく、驚きに満ちた商品提案で着々とコアなファンを増やすしまむら。方向性を異にする二つの老舗の今後に注目したい。

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