2017年6月号
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MPDの本棚

「当たり前」ほど疑う価値がある 可能な未来を想像する方法

久保田 晃弘(多摩美術大学 教授)

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デザインは「設計」と翻訳されているが、日本語における「デザイン」と「設計」は異なる意味で定着してきた。『遙かなる他者のためのデザイン』の著者、多摩美術大学教授の久保田晃弘氏は、「デザインはクリエイティビティを発揮するための行動指針の一つである」と説く。

「クリエイティビティは、何かを『ひっくり返す』ことや『関係ないものを結びつける』ことから生まれます。当たり前と思っていることをどうひっくり返すか、どれだけ離れているものをくっつけることができるかが、真に新しいものをつくりだす上で重要です。それを達成するためのシナリオがデザインだと考えています」

「当たり前」を疑ってみる

クリエイティビティを実践する方法とは何か。通常の学びは「見知らぬものを知る」ことを目的としているが、クリエイティビティを身につけるには「よく知っているものを、見知らぬものに変えていく」ことが重要だという。久保田氏は「当たり前であるものほど、疑う価値がある」といい、身近にあり便利で使いやすいものに疑問を持つことから始めることを勧める。

「多くの人が持つモノや意見は、たまたま、ある時代、ある場所に適応しているだけ。環境が変われば、使いやすさやマジョリティも変化していきます。『日常・自分』という『今・ここ』の延長線上で考えることをやめて、時間的にも、空間的にも遥か遠くを見つめることが大事です」

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