文部科学大臣賞に茨城県つくば市

受賞6自治体代表者と協議会会長 横尾俊彦氏

2017年2月22日、教育現場でのICT活用を推進している自治体を表彰する「2017日本ICT教育アワード」の贈賞式が東京都内で開催された。贈賞式は「全国ICT教育首長サミット」内にて実施され、1次審査を通過した6自治体によるプレゼンテーションの後、最優秀賞にあたる文部科学大臣賞が茨城県つくば市に、優秀賞にあたる協議会会長賞が岐阜県岐阜市、滋賀県草津市、佐賀県武雄市、東京都日野市、熊本県山江村それぞれに贈られた。

サミットの主催者である全国ICT教育首長推進協議会は昨年8月に発足し、ICTの整備による教育の質的向上に取り組む全国116の自治体が加盟している(2017年3月時点)。

同アワードは、首長の主体的な取り組みや、ICT教育導入の進んでいない他の地域でも展開可能であることなどを基準に審査を行い、教育分野におけるICT活用のモデルケースとなる自治体に贈られる。文部科学大臣賞を受賞した茨城県つくば市では、「未来の子供の社会力をICTで実現する世界No.1教育都市」というコンセプトを掲げ、市内の全小中学校にタブレット端末を導入。体験学習から基礎知識の習得、学習内容の発表・共有までをワンストップで実施できる「つくばスタイル科」を導入しており、その取り組みが高い評価を受けた。