宿泊予約のカジュアル化が進展 ホテル・旅館はどう対処すべきか
今、数多くの宿泊予約サイトが存在しており、インバウンドのニーズを狙うためには、海外サイトへの対応も求められる。宿泊施設は、現場の業務が複雑になるのを避けつつ、システムを運用しなければならない。そうした課題は、宿泊業の周辺に新たな市場を生み出している。
近年、インバウンド(訪日外国人)の増加に伴い、東京や大阪をはじめ、都市部の宿泊需要は盛り上がりを見せている。こうした動きは、ホテル増築や新たな簡易宿所(カプセルホテル、ゲストハウスなど)、民泊施設の開業など、さまざまな新規参入者に成長の機会をもたらしている。
地方にも広がるチャンス
2013年に創業したコネクター・ジャパンは、宿泊施設向けITサポートなどを手掛けるベンチャー企業だ。これまでにホテル・旅館約2000社、チェーンホテル約50社と取引しており、数多くの宿泊施設の業務改善、売上げ向上を支援してきた。
宿泊業の現場を熟知するコネクター・ジャパン代表取締役、中濱康広氏は、今後、インバウンドの宿泊需要は地方にも広がっていくと見ている。
「都市部やゴールデンルート(東京、富士山、京都、大阪)の観光に満足した外国人旅行客は、次の訪日の際、それぞれの趣味・嗜好に合うコンテンツを求め、地方へ足を伸ばすようになるでしょう。地方の旅館・ホテルには、チャンスが広がっています」
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