時間のシェア、働き方を変える 「TimeTicket」の行先

私の30分、売り始めます――。自分のスキルを活かし、それをシェアする時間を売買できる。ユニークなサービス『TimeTicket』を開発・運営する山本大策氏は2016年11月、自身の事業をグローバルウェイに譲渡。再スタートを果たし、成長を加速させている。

起業家として、一人で数々のサービスを立ち上げてきた山本大策氏は今、グローバルウェイの新規事業開発部門「グローバルウェイラボ」の室長として、少数精鋭のチームを率いる

例えば、60分2000円で「アイデア出し・ブレストを手伝います」、30分6000円で「SNSで良い出会いに恵まれるための写真を撮ります」など、『TimeTicket(タイムチケット)』には、1万8000強の"チケット"が並ぶ。

『タイムチケット』を使えば、誰でも自分の「空き時間」を30分単位で売買できる。売り手は「自分が提供すること」をチケットとして登録、料金は自由に決められる。登録は無料で、運営するグローバルウェイは手数料として売上げの30%を得る。

2017年3月現在、登録ユーザー数は5万人にのぼる。

新規ユーザーは2倍に増加

『タイムチケット』は、2014年7月にスタート。現・グローバルウェイラボ室長の山本大策氏が、「レレレ」という会社の社長時代に立ち上げたサービスだ。レレレは、2016年11月に全事業をグローバルウェイに譲渡した。

「2016年夏、突然、グローバルウェイの各務正人社長からメールが届いたんです。もともと、何らかのテコ入れが必要な時期でした。各務社長は、サービスと私のスキルについて、とても評価してくれました。それで、グローバルウェイへの譲渡を決断したんです」

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