地域ブランドの海外進出 理念に基づいた戦略・戦術が重要

地域ブランドを生かした商品の海外販路開拓の成功事例は多くない。中小企業・自治体が海外進出する際の基本的な考え方と失敗パターンは何なのか、アメリカ進出を支援するM-Cross International Corporation(以下MCIC)の片上裕紀氏に聞いた。

なぜ海外進出するのかを自問

「体力のある大企業なら組織先行のやり方でもいいのかもしれませんが、中小企業は商品先行で資源を集中投下していかないと持ちません」と警鐘を鳴らすのは、MCICの片上氏。相談に訪れる中小企業・自治体の中には、明確な理念を持たずに、漠然と新しいマーケットを求めて海外進出を目指すケースが少なくないが、単に「売りたい」という願望を掲げただけでは、失敗に終わる可能性が高い。自社または地域の“理念”を明確にした上で「何を、何のために、いつまでに、どのくらい売りたいのか」を決めることが必須だ。

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