ベンチャー魂、林業に若者を呼ぶ 村を「木のおもちゃヴィレッジ」に

東京都心から約1時間半、多摩西部の檜原村に2006年に誕生した「東京チェンソーズ」。従来型の林業だけでなく、イベントなども積極的に仕掛け、事業を拡大。代表の青木亮輔氏は今、「木のおもちゃヴィレッジ構想」の実現に向けて奔走する。

東京チェンソーズの社員数は15名。自立的な林業の実現に向け、若者たちが奮闘している

「林業を仕事にすることに、違和感はなかったです。高齢化が進んで若い人がいない産業なので、競争相手も少ないだろうと思いました」

2006年、29歳で東京チェンソーズを立ち上げた青木亮輔代表は、林業へ足を踏み入れた当時をこう振り返る。

東京都檜原村で仲間4人とともに始めた東京チェンソーズは、年商7000万円規模の企業へと成長。林業に関心を持つ若者の受け皿となり、現在の社員数はアルバイトを含めて15名。檜原村への移住者を増やしている。

青木亮輔(東京チェンソーズ 代表取締役)

月給制を導入、社会保険も完備

青木代表は東京農業大学を卒業し、英語教材の販売会社に就職。しかし、肌に合わず転職を決意した。

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