IT活用で林業経営を改革 熊本県小国町の挑戦
農林水産業におけるIT活用は、成熟・斜陽産業を成長産業に変えるため方策として期待される。熊本県小国町でもIT企業との連携プロジェクトが始まった。
北里柴三郎博士の生誕地として知られる熊本県・小国町は、面積の8割を森林が占め、明治時代から林業が基幹産業である。ここで、IT企業と自治体、森林組合が連携した林業再生プロジェクトが始まっている。
小国町森林組合の職員、入交律歌さんは、営業先を訪れると真っ先にタブレットを取り出す。画面上で、組合が生産するスギやヒノキを使った建材や、実際の施行事例を見せながらプレゼンテーションをしていく。
「林業というと寡黙な職人のイメージがありますが、タブレットを使うことで、攻めの姿勢や新しい林業の姿を打ち出せる。営業のリアクションも良くなりましたし、データ共有で職員間のコミュニケーションも改善しました。鬼に金棒な気分です」と入交さんは笑顔を見せる。
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