2015年9月号
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脱パワポのプレゼン術

「なりたい自分」を演じきる力 話し方はセルフイメージで変わる

蔭山 洋介 (スピーチライター、ブランドディレクター、演出家)

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どんな人物を演じたいのかというイメージが決まらないと、どう話すかも決まらない。次代のリーダーを担う人たちは、セルフイメージを過少に見積もらず、目指すべき「なりたい自分」、「見せたい自分」を描き、そこに近づく努力が求められる。

スピーチをするときに大切なのが、聴き手に憧れてもらうような仕掛けを、どうつくるかです。聴き手が憧れるような「なりたい自分」を演じきる力が問われるのです。言語的にも、身体的にも、自分をコントロールする力を高めることで、聴き手を引き付けることができます。ジョブズも「ジョブズ」という世界一の経営者を演じることで、リーダーシップを発揮しました。見せたい自分を、どこまで演じきることができるか。そのために重要なのが、「セルフイメージ」です。

目指すべきイメージを高く設定

新規事業の立ち上げを担うような、リーダー予備軍の方々にありがちなのが、セルフイメージを過少に見積もることです。

たとえば、自分が10年後、「アメリカのトップエリートと仕事をしている」、「社会を動かすリーダーになっている」といったイメージを持っているかどうか。オバマ大統領はおそらく、自分が将来、アメリカを背負って立つ人間になることを、若い頃からイメージしていたと思います。振り切った目標を持っておかないと、小さなことしかできず、得られるインプットも小さくなります。どのように振る舞うべきかのイメージが決まらないと、どう話すかも決まりません。話し方教室に行くと、キレイな話し方を教えられますが、キレイだから良いというわけではなく、目指すべき話し方は、自分が表現したい世界によって変わります。

蔭山洋介(スピーチライター、ブランドディレクター、演出家)

セルフイメージは、周りに「見せたい自分」でもあります。自分はこの程度だと思ってしまうと、それが話し方に表れてしまうのです。

そして、セルフイメージは、「未来の自分」に対する願望を含みます。自分の夢、やりたいことのスケールが小さいと、話し方も小さくなります。最初から狙っているレベルが低いと、話し方も上達しません。「オバマ大統領と同じ舞台でスピーチする」くらいのことを思って、トップレベルのスピーチをイメージしながら場数を踏むことが大切なのです。

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