2015年8月号
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チェンジ・リーダー

社内より社外、会社より社会を見よ

松田智生(三菱総合研究所・主席研究員)

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文・松田智生 三菱総合研究所・主席研究員

 

第10回【内弁慶リーダー症候群】

社内ではいつも部下に威張っていながら、外に出ると急におとなしくなるリーダーが職場を疲弊させる現象が内弁慶リーダー症候群である。社内の序列や内輪の論理を超えて外での真剣勝負を心掛けることが解決のカギである。リーダーは社内より社外、会社より社会での存在感を志すべきである。

内弁慶リーダー症候群とは何か?

社内では威勢がよく、いつも部下に対して威張っているのだが、外に出ると一変、急におとなしくなり、うなずいているばかりの内弁慶なリーダーはあなたの周りにいるだろうか?あるいはあなた自身がこうした内弁慶リーダーになっていないだろうか?

会社を出る前には、部下に対して極めて雄弁であったが、新しく会う社外の人の前では、すっかりおとなしくなってしまう。ましてや、相手がその業界やその分野での専門家や論客となると、内弁慶リーダーは、沈黙してただひたすらうなづきだけの、相づちリーダーとなる。こうしたリーダーに限って、外から帰ってくると、「何だ!さっきのお前のプレゼンは。全然なってない!」と自分の部下を叱ってみたり、今まで会っていた相手を「何だ、あの役員は!ちっとも分かっとらん!」といったように批判する。

相手の前でなく部下の前で、そんなことを言うのが、内弁慶たる真骨頂なのであるが、面談の場で自ら議論をリードしたり、部下に指示を与えることをしない。また部下のプレゼンの的が外れたり、議論がかみ合わずにいれば、新しい切り口や話題を提供するのがリーダーの果たすべき役割なのだが、それもできない。

何でも部下にお膳立てしてもらったうえ、大した役割を果たせず、後になって部下を叱ったり威張り散らしたりすることで、部下のモチベーションを大きく下げ、職場が疲弊することになる。これが内弁慶リーダー症候群である。

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