スマートホームの旗手Nest Labs 「見えない問題」に潜む新市場

スマートホーム市場で今、最も注目を集めているNest Labs。人工知能搭載のサーモスタットを、ウェアラブル機器や自動車と連携させ、スマートホームの新しいエコシステムをつくりだした。

Tony Fadell(トニー・ファデル)Nest Labs創業者CEO

忘れ去られていた住宅内のサーモスタットに着目

アメリカではホームオートメーション(スマートホーム)市場が急成長しており、家電量販店ではすでに専用コーナーも存在している。そんな新しい市場で、近年、最も注目を集めている企業がNest Labs(以下ネストラボ)である。2011年に人工知能搭載型サーモスタット(温度調節装置)「Nest Learning Thermostat(以下Nest)」を発売して大ヒット商品となり、2014年1月にはGoogleが32億ドルで買収した。この買収額はGoogleにとって過去最高と言われている。

ネストラボの創業者・CEOであるトニー・ファデルは、AppleのiPodの発案者として知られ、2006年から08年までiPod部門担当の上級副社長を務めた。2010年にネストラボを設立、Googleに買収されたあとの今年1月からはGoogle Glassの総責任者にも就任し、同事業の立て直しを担っている。

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