2015年7月号
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IoT 先駆者の構想

スマートホームの旗手Nest Labs 「見えない問題」に潜む新市場

Tony Fadell(Nest Labs創業者CEO)

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スマートホーム市場で今、最も注目を集めているNest Labs。人工知能搭載のサーモスタットを、ウェアラブル機器や自動車と連携させ、スマートホームの新しいエコシステムをつくりだした。

Tony Fadell(トニー・ファデル)Nest Labs創業者CEO

忘れ去られていた住宅内のサーモスタットに着目

アメリカではホームオートメーション(スマートホーム)市場が急成長しており、家電量販店ではすでに専用コーナーも存在している。そんな新しい市場で、近年、最も注目を集めている企業がNest Labs(以下ネストラボ)である。2011年に人工知能搭載型サーモスタット(温度調節装置)「Nest Learning Thermostat(以下Nest)」を発売して大ヒット商品となり、2014年1月にはGoogleが32億ドルで買収した。この買収額はGoogleにとって過去最高と言われている。

ネストラボの創業者・CEOであるトニー・ファデルは、AppleのiPodの発案者として知られ、2006年から08年までiPod部門担当の上級副社長を務めた。2010年にネストラボを設立、Googleに買収されたあとの今年1月からはGoogle Glassの総責任者にも就任し、同事業の立て直しを担っている。

トニー・ファデルは今年3月に登壇したTED2015で、“Look broader, look closer, think younger”という3つの習慣を意識しながら、“顕在化している問題だけでなく、見えない問題を探す”ことが大切だと話している。サーモスタットの“発見”も、まさにこうした視点から生まれたのだろう。

日本の消費者にはあまり馴染みのないサーモスタット。全館冷暖房が普通のアメリカでは、空調の温度やオンオフといった制御はサーモスタットで集中管理するのだが、ほとんどのユーザーは温度変更を忘れ、24時間つけっぱなしという家庭も多い。

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