2015年4月号
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EC・決済の新モデル

「ゲーム×EC」で農業を変える 「楽しさ」が広げる購買体験

宮崎 尚登(エルディ 代表取締役社長)

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ケイタイのゲームで農作業を行うと、本物の農作物が届く。エルディが開発した農業体験ゲーム「畑っぴ」の登録会員数は、現在、18万人を超える。ゲームとECをつなげた新感覚のサービスが、地域振興のツールとしても注目を集めている。

ゲームで育てた作物が本物になって自宅に届く「畑っぴ」。ゲームの成果に応じ、全国の農家から産地直送でとれたての新鮮野菜が届けられる

2010年6月、NTTドコモの公式コンテンツとしてサービスを開始した、エルディの農業体験ゲーム「畑っぴ」。農業体験ゲームは他にもあるが、ゲームで収穫した作物が実際に農家から自宅へ送られてくるといった仕組みは、あまり聞いたことがない。

よりリアルな農作業を体験

エルディ社長の宮崎尚登氏は、「農作業の工程を再現し、収穫できた作物が農家から送られてくるゲームをつくりたいと周りに話した時には、全員から『馬鹿じゃないか』と言われました」と笑う。ゲーム開発と農作物の仕入、配送などの費用と手間を考えれば、単なるゲームや産地直送のEC(電子商取引)にしたほうが効率は良い。しかし、宮崎社長は「誰もやろうとしないからこそ、ビジネスチャンスはある」と考えた。

「もともとは、育成ゲームとリアルを結びつけて、何か面白いものができないかという発想でした。その答えが農業でした」

宮崎尚登エルディ 代表取締役社長

宮崎社長は、ケイタイのコンテンツ開発・配信を手掛けるベンチャーを率いた経験があり、ゲームづくりのノウハウはあった。しかし、農業に関しては素人。自ら産地直送の通販を行う農家を訪ね歩き、協力者を開拓するところからのスタートだった。

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