サイバーダインの新戦略 ロボットの「サービス化」で市場開拓

高価なロボットを社会に浸透させるためには、製品販売だけでなく、「サービス化」というアプローチも必要になる。トレーニングセンター事業を開始した、サイバーダインの取り組みに迫る。
(取材協力:リンカーズ)

 

車いす生活だったPhilippe von Gliszynskiさんは、HALを用いた臨床試験に参加。HALを使わず歩行器で1000m以上歩けるまでに回復した

海外にも広がる市場

立ち上がる、歩く――。装着する人の意思を感知して、動作をアシストする世界初のサイボーグ型動作支援ロボット「ロボットスーツHAL®」(以下、HAL)。言わずと知れた、日本を代表するロボットベンチャー・サイバーダイン(茨城県つくば市)が開発・販売を手がけるロボットだ。

筑波大学大学院の山海嘉之教授(兼サイバーダイン代表取締役CEO)がロボットスーツの研究を始めたのは約25年前のこと。2009年に福祉機器としてロボットスーツを市販化し、2013年にはロボットで世界初の国際安全規格(ISO/DIS13482)を取得。上市から5年で、病院や介護施設などの約170施設で約400台が利用されている。

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