世界初の商品は主婦の子育て経験から 「はじめての傘」を開発

空気を入れるだけで開く、ビニール製の傘が誕生した。金属部分の骨組みを持たない傘は、子どもにも安全な商品。子育ての経験から出たアイデア商品は、世界からも注目が集まっている。

吉田 ひろこ(マイファースト代表取締役)

子育て中の経験を商品開発のアイデアに

折りたたむとシステム手帳のサイズになる、まったく新しい傘が昨年の6月に発売された。全部がビニール製で、空気を吹き入れるだけで簡単に膨らますことができ、傘の形に開く。

金属や堅い部品などを一切使わず、持ち手もすべてビニール製。1歳半~3歳ぐらいまでの子どもたちを対象とした商品「はじめての傘」だ。遊び感覚で持ちながら、傘の使い方を学ぶことができ、大人にとっても手がかからず安心して見守ることができる。

消費者の「あったらいいな」というアイデアを具現化したこの商品は、特許も取得。“空気で膨らませる傘”はこれまで特許取得に至った例がなかった。

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