2014年11月号
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ザ・ライバルズ

アシックスvsミズノ スポーツ用品業界に必要なブレイクスルー

桂川保彦(帝京平成大学地域医療学部医療スポーツ学科客員教授)

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健康志向の浸透やランニングブームなどの追い風もあり、堅調に推移しているスポーツ用品業界。しかし、少子高齢化が進む中で、各社には新たな戦略も求められる。アシックス、ミズノの現状と戦略を比較する。

アシックスの戦略

ミズノの戦略

Photo by yoppy

求められる新しいコンセプトの開発

スポーツ用品全体を見ると、少子高齢化社会の進展に伴い、国内市場は伸び止まり傾向にあります。そうした市場環境の中で、アシックス、ミズノとも、それぞれの戦略で成長を遂げています。

アシックスは売上げに占める海外比率が6割超と、グローバル戦略が成功しています。世界のスポーツ用品市場で、ボリュームが大きいのはシューズです。そのシューズでアシックスは強みを持っており、世界的に見てもシリアスランナーの評価はナイキやアディダスよりも上で、トップブランドになりました。シューズは、スポーツ用としてだけでなく日常的に使われるため、用途に応じて年に何足も購入され、他のスポーツ用品と比べて買い替え需要が多く発生します。

また、アシックスは、北欧の高級アウトドア用品ブランド「ホグロフス」を買収し、グローバル展開を図っています。スポーツ用品業界においてナイキ、アディダスはそれぞれ2兆円超の売り上げがありますが、M&Aを繰り返し事業の拡大を行った結果です。アシックスも自社の経営にプラスになるとの経営判断により、M&Aに乗り出したものと思われます。

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