火山災害と防災対策

2014年9月27日に発生した御嶽山の噴火を踏まえ、中央防災会議では火山防災対策推進ワーキンググループを組織し、現在の火山防災対策の課題を整理し、今後取り組むべき事項について提言を行った。

噴火2日後の御嶽山山頂付近。山頂周辺が火砕流による火山灰に覆われていることが分かる

報告の論点は5つにまとめられており、以下にそれぞれについて解説する。

1.火山監視観測体制について

火山の監視観測は、気象庁の役割である。気象庁は全国の火山を札幌・仙台・東京・福岡の4箇所にある火山監視・情報センターでそれぞれの地域における観測データを監視している。

御嶽山の噴火により課題とされたものは、水蒸気噴火の先行現象を捉えるための火口付近の観測網の充実と、現地における機動的な観測および現地からの情報収集の必要性である。気象庁は、各センターにおいて地震・地殻変動やカメラ映像を遠隔集中監視をしているものの、御嶽山で起きたような水蒸気噴火は先行現象の規模が小さいため現地の情報も重要であるとされた。

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