燕市の自治会が自主防災計画

大きな災害に見舞われていない笈ケ島地域にも道路冠水が多発。災害が起きる前に避難路、避難場所を確保しようと、住民が立ち上がり、手作り災害マップ作成し、防災計画の策定へ。策定過程で新たな課題の発見もあった。

笈ケ島の内水被害の様子

地元自治会が自主防災会を結成

燕市は新潟県のほぼ中央、信濃川によって形成された越後平野に位置する人口約8万人の市である。古くから肥沃な土壌と水に恵まれ稲作を中心とした農業が盛んで、交通の要所であることからコメの集積地として栄えた。また、全国的に金属洋食器、金属ハウスウェア製品の産地として知られるように、県下有数の工業地帯でもある。

この地域はかつて暴れ川といわれる信濃川の氾濫でたびたび洪水に襲われたが、1931年、江戸時代の計画から世紀を挟んだ難工事の末、大河津分水路が完成し、以来、燕市や信濃川下流域に大きな水害が発生しなくなった。

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