デジタルキッズが創造力を開放する「ヒミツ基地」
情報を詰め込むだけの旧態依然とした教育では、創造性は育たない。子供のクリエイティビティを引き出す活動を続けてきたNPO法人CANVASの取り組みは、企業や自治体とも連携しながら、大きな広がりを見せている。
粘土と撮影機材を使い、子供たちだけでクレイアニメーションをつくる。そんなワークショップの会場で、子供たちの目はどれもキラキラと輝いている。もっと良いものに仕上げようと、それぞれが個性的な意見を活発にぶつけ合うなか、少し控えめにみんなのサポートをする子供がいた。手にはたくさんの絵コンテ。
NPO法人CANVAS理事長の石戸奈々子氏は、こう語る。
「あの子はどちらかというと大人しくて、最初はなかなか輪に入れなかったんです。でも、とても絵が上手で、そのことに周りの子供たちが気づいて絵コンテ係をお願いしたところ、途端に表情が生き生きし始めました。画一的な学びではなく、自分らしさを大切にしながら、周囲と協調して感性を磨いていく学習が今、大人にも子供にも求められているのだと思います」
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