2014年9月号
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未来の学び産業

「教育ガラパゴス」脱却への道 世界標準がもたらすインパクト

福田誠治(都留文科大学 学長)

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今後、日本の教育はどのように変わっていくべきなのか。グローバル教育時代にも通用する新たな学力が求められる中で、創造性を育む教育のあり方や、生涯学習への対応が必要となっている。

福田 誠治 都留文科大学 学長

学力だけを見れば、日本は世界一とも言えるものを育てています。近年、日本の学力が落ちたという発言が多くありますが、それらは客観的な評価とは言えません。

OECDが進めている新しい国際比較調査として、PIAAC(ピアック、国際成人力調査)があります。3分野のスキルについて16歳以上65歳以下の個人を直接測定し、仕事や日常生活で必要とされる汎用的なスキルを測るものです。その調査結果を見ると、日本は最上位にあり、「読解力」は他の国と比較して低レベルの割合がかなり少なく、トップレベルの割合が多くなっています(表参照)。

ただ、その学力が、実際の社会活動でマッチしているかどうかという視点が日本の教育界にありませんでした。

日本では明治以降、ものすごい勢いでいわば「規格品」の人材を育てる教育を行い、それが大変うまくいきました。しかし現在は産業構造の変化が起き、職業のあり方も次々と変わっています。これまでのように「正解は一つ」といった教え方は、時代に合わなくなっています。

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